ロボット工学
身に着けるロボット、外骨格ロボット(Exoskeleton)
物流倉庫で重い箱を一日中持ち上げる作業員、事故で脚を動かせなくなった人、手術後に歩き方をもう一度身に付けなければならない患者には、共通する願いがあります。自分の体にもう少し力があれば、という願いです。この願いに応えるために作られた機械が「外骨格ロボット(Exoskeleton)」です。 外骨格ロボットとは、簡単に言えば「人が服のように身に着けて、筋力を補った
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ロボット工学
物流倉庫で重い箱を一日中持ち上げる作業員、事故で脚を動かせなくなった人、手術後に歩き方をもう一度身に付けなければならない患者には、共通する願いがあります。自分の体にもう少し力があれば、という願いです。この願いに応えるために作られた機械が「外骨格ロボット(Exoskeleton)」です。 外骨格ロボットとは、簡単に言えば「人が服のように身に着けて、筋力を補った
ロボット工学
アシモフのロボット工学三原則は、「ロボットは人間を傷つけず、人間の命令に従い、自分自身を守る」という3つのルールに優先順位をつけた行動指針です。三原則の誕生から、内容と優先順位、原則に潜む抜け穴、そして実際のロボット設計や倫理の議論に残した影響までを順に見ていきます。
ロボット工学
人は歩くとき、片足を上げて前に踏み出すたびに、ごく短い間、片足立ちになります。私たちは何気なくこれをこなしていますが、二足歩行ロボットにとって歩くとは、絶えず倒れようとする体をそのつど支え、立たせ続けることです。このとき、ロボットが倒れていないかを判断する基準として長く使われてきた概念が「ゼロモーメントポイント(Zero Moment Point)」です。
ロボット工学
映画や展示会で人間そっくりのロボットを見て感心していたら、ある瞬間に背筋が寒くなった経験があるのではないでしょうか。肌も髪も本物のようなのに、瞳の動きが少し遅れたり、笑顔がどこかこわばっていたりすると、かわいいと感じていた気持ちが突然、不快感に変わります。このように、人間に似ていくほどかえって不気味に感じる領域を「不気味の谷(Uncanny Valley)」
ロボット工学
コップに入った水を飲もうと腕を伸ばすとき、私たちは肩や肘、手首をどう動かすかを個別に考えることはありません。ところが、同じことをロボットアームにさせるには、関節の一つひとつがどの方向にどれだけ回転すべきかを正確に決めてやる必要があります。 ロボット工学では、このようにロボットが独立して動ける方向の数を「自由度(Degrees of Freedom)」と呼びま
ロボット工学
テーブルの上のカップをつかむとき、私たちは肩を何度回し、肘を何度曲げるかをいちいち考えません。手をカップまで伸ばそうと思えば、関節が自然に角度を合わせます。ロボットはこの動作を計算で実現しなければなりません。指先が向かう位置から逆に関節角度を求めるこの計算が、「逆運動学(Inverse Kinematics)」です。 逆運動学とは、簡単にいえば「ロボットアー