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職務ストレスの心理と調整方法(職業心理学)

今回は、職場で仕事をする中で感じるストレスの心理と、その調整方法について資料をまとめたいと思います。

 

これらはストレッサーと調整変数とも呼ばれます。ストレッサーとは仕事をする中でストレスを引き起こす原因を指し、調整変数とは簡単にいえば、ストレスを調整したり管理したりする類型を指します。

 

本資料では、ストレッサーや調整変数という言葉になじみがない方もいると思いますので、少しでも理解しやすいように、ストレスの原因と心理、調整方法と総称することにします。

 

働く人が基本的な知識として知っておくと、自分自身や職場でのストレスを管理する助けになると考え、資料として取り上げました。まず職務ストレスの原因について説明し、続いて調整方法を紹介します。

 

職務ストレスの種類

課題特性

仕事は難しい?それとも退屈? 仕事は難しい?それとも退屈?

課題特性は、複雑な仕事と退屈な仕事に分けられます。まず、複雑で難しい職務は情報過多を引き起こし、個人に高度な認知活動を要求しますが、個人の業務処理能力には限界があるため、ストレスを引き起こします。

 

反対に、退屈で繰り返しの多い仕事も、仕事への参加意識や挑戦意欲を失わせるため、脅威となるストレス要因になります。

 

役割葛藤

役割葛藤の4つの類型 役割葛藤の4つの類型

役割葛藤とは、担当者が自分の役割と上司の期待との食い違いによって感じる心理状態です。自分自身も含め、複数の期待が相反するとストレスを感じるようになり、主に、一方を果たすともう一方を果たせないという板挟みの状況から生じます。

 

役割葛藤には4つの類型があります。上の画像と以下の文章を参考にすると、もう少し理解しやすくなるでしょう。

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  1. 個人間の役割葛藤 - 職業上の要求と職業以外の要求との衝突(開発者 vs デザイナー)
  2. 個人内の役割葛藤 - 個人が担当する職務と、その人の価値観や興味との衝突(望まない業務の遂行)
  3. 送り手間の葛藤 - 複数の人の要求が互いに異なるときに発生(上司Aと上司Bの衝突)
  4. 送り手内の葛藤 - 同じ業務指示者が両立しない要求をするときに発生(ある上司が担当者に、同じ時間にオフィスにいながら外部の現場も訪問するよう指示する)

 

役割曖昧性

何をすればいいの?? 何をすればいいの??

役割曖昧性とは、業務担当者が上司から期待されている役割を明確に把握できないために生じるストレスです。主に業務が曖昧な場合に生じ、個人の内面で発生します。

 

こうした要因は、より優れたスキルを習得するための挑戦行動として現れることもあり、地位の高い人により多く見られます。

 

役割過多と役割過少

多すぎても問題。なくても問題。 多すぎても問題。なくても問題。

役割過多とは、業務担当者が通常の業務を超える仕事を追加で与えられ、対処が難しい状態に陥ることです。これには、時間内に遂行することが難しい量的過負荷と、担当者の能力不足によって遂行が難しくなる質的過負荷があります。

 

これとは反対に、担当者の能力に見合わない程度の低い業務を行う場合には役割過少が生じ、ストレス要因になります。

 

職務ストレスの調整方法

A/B性格タイプ

A型は短気な完璧主義者 / B型はのんびりした平和主義者 A型は短気な完璧主義者 / B型はのんびりした平和主義者

仕事に関する性格タイプは、A型とB型に分けられます。この両者の性格要因には、互いに正反対の特徴が見られます。

 

A型の性格タイプは、基本的に攻撃的で能動的な傾向を示します。仕事をする際には競争的で、速さと完璧さを追求します。(他人から見ると情熱的ですが、短気でけんかっ早く見えることもあります。)

 

B型の性格タイプは、A型とは反対に、防御的で受動的な傾向を示します。仕事をする際にはのんびりと落ち着いており、心に余裕を持ってさまざまな状況を受け入れます。(他人から見ると菩薩のように穏やかですが、もどかしく感じられたり、仕事の進め方に不満を持たれたりすることもあります。)

 

ただし、結果的には、A型の性格タイプの人は達成意欲が高く、大きな抱負を持つため、その実現に向けてB型の性格タイプよりも多くのストレスを受けることになります。

 

統制の所在

自分でコントロールできる?(内的)運に恵まれる必要がある?(外的) 自分でコントロールできる?(内的)運に恵まれる必要がある?(外的)

統制の所在とは、日常生活で起こる出来事やその結果などを、自分がコントロールできると信じる方向性を指します。問題の原因を自分自身に求める内的統制者と、環境(機会や運)に求める外的統制者に分かれます。

 

普段は外的統制者のほうが多くのストレスを受け、内的統制者は一般的に状況に柔軟かつ適切に対処する傾向を示します。しかし、内的統制者は自分のコントロールが及ばない状態になると、その問題を自分に帰属させ、より強い無力感やストレスを感じることもあります。

 

社会的支援

周囲の励ましは大きな力になる 周囲の励ましは大きな力になる

社会的支援とは、担当者の職務ストレスを和らげるために、周囲の家族や知人、同僚が慰めたり励ましたりすることを指します。組織内部の要因には職場の上司や同僚、部下がおり、外部の要因には友人や家族が該当します。

 

社会的支援によって職務ストレスの発生源は弱まりますが、ストレスから生じた不満や倦怠感が軽減されるわけではありません。

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以上、職場生活で感じるストレスの心理と、その調整方法について見てきました。調整方法については、さまざまな状況に対して明快な答えを示すことが難しいため、自分がどのような状況に当てはまるのかを把握し、気づきを得られるよう、類型を示しました。

 

基礎知識として知っておけば、自分がストレスを感じたときにどの状況に当てはまるのかが分かり、状況をより客観的に捉えて乗り越えていけるでしょう。

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ストレスの多い職場生活でも、それを戦略的に管理し、満足できる生活へと変えていけることを願っています。