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シソーラス - 用語の関係を示す語彙辞典

今回は、目的の資料を探す際にキーワード同士のさまざまな関係を示してくれる語彙辞典、シソーラスについての資料を作成したいと思います。

 

資料を探すために入力するキーワード(検索語)間の関係を示した辞典をシソーラスといい、そこでは同義語、下位語、関連語などの関係が示されます。

 

シソーラスを使う理由は、検索に使うキーワードに関連する内容をできるだけ多く引き出し、より幅広く多様な検索ができるようにするためです。これに加えて、索引を作成する際に一貫性を持たせる目的もあります。

 

キーワードに関連する言葉を一度に! キーワードに関連する言葉を一度に!

普段ポータルサイトを利用するユーザーなら、似た概念として関連検索ワードを思い浮かべると理解しやすいでしょう。もちろん、関連検索ワードと、幅広い関連語を結び付けるシソーラスは異なります。

 

シソーラスは、さまざまな意味を持つ検索語と文献を一つに統合して利用するための件名標目表を発展させた概念で、用語と概念の関係を示すことで、適切な用語の選定を助けます。

 

つまり、キーワードに関連する用語を一度に提示して、効率的な検索を行えるようにするものと理解するとよいでしょう。

 

シソーラスの関係図

シソーラスの関係図(キーワードの例:ブログ) シソーラスの関係図(キーワードの例:ブログ)

シソーラスがひと目で分かるように、一つの例を取り上げて画像にしてみました。ここで選んだキーワードは「ブログ」で、シソーラスでブログを検索すると、その用語のさまざまな上位語(BT)、下位語(NT)、同義語(USE/UF)、関連語(RT)、説明(SN)、外国語などが表示されます。

 

このように、関連するさまざまな用語間の関係を一度に確認することで、検索者が一般的な知識として知っている言葉を広げ、さらに効率的な検索を行えるのです。

 

上で挙げた用語をもう少し詳しく整理すると、次のようになります。

 

用語の相互関係
  • 同等関係(USE, UF)- 索引標目(基本形)として採用されない用語は、USEの参照指示によって、採用された索引標目へと結び付けます。ここでUSEとUFは互いに逆の関係にあります。
  • 階層関係(BT, NT)- 特定の用語の上位語(BT)や下位語(NT)との関係で、従属関係(+G)、事例関係(+I)、全体と部分(+P)の関係で表されることもあります。ここでBTとNTは互いに逆の関係にあります。例)上位の従属関係(BT+I=BTI)/下位の全体・部分関係(NT+P=NTP)
  • 関連(連想)関係(RT)- 同等関係や階層関係に含まれない用語の大半は、関連性を示す関連関係に含まれ、RTで表します。

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  • 関係指示語の詳細名称:SN(Scope Note)、USE、UF(Used For)、BT(Broader Terms)、NT(Narrower Term)、RT(Related Term)
  • 階層関係 の詳細名称:G(Generic=包括的)、I(Instance=事例)、P(Part=部分)、TT(Top term=最上位)
  • 外国語 :ENG(英語)、GER(ドイツ語)、FRA(フランス語)、NK(北朝鮮語)など

 

シソーラスの例

こうした用語間の関係を語彙辞典の形にまとめ、検索できるサービスを提供するサイトには、国家記録院の関連用語検索、国史編纂委員会の韓国歴史用語シソーラス、古典用語シソーラスなどもありますが、これらのサイトは特定の分野を対象としているため、探せる言葉が限られています。

 

もちろん、歴史や古典の用語のように特定の分野について検索するのであれば、先ほど挙げたサイトを利用するほうが役立つ場合もあります。

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一方、「ウリマルシソーラス」というサイトは、日常生活で触れる用語まで長年にわたり幅広く収集しており、さまざまな検索に活用できるため、本資料で例として紹介したいと思います。

 

ウリマルシソーラスのトップ画面の検索欄 ウリマルシソーラスのトップ画面の検索欄

上の画像は、検索した言葉同士の関係を調べられるサイト、ウリマルシソーラスのトップ画面です。サイトのトップ画面は、Googleのように検索だけに集中できるシンプルなデザインです。

本資料で例として紹介した「ブログ」という言葉のシソーラス 本資料で例として紹介した「ブログ」という言葉のシソーラス

先ほど別の画像で紹介した「ブログ」という言葉の関係図は、上の検索結果を基に作成したものです。サイトに表示された文字をクリックすると、その言葉に関する別の上位語・下位語や関連語などを確認できます。

 

そして、右上にある「ダイアグラムを表示」を押すと、下のような関係図がグラフで表示されます。

「ブログ」という言葉のダイアグラム 「ブログ」という言葉のダイアグラム

この例では関連語が少ないため、ダイアグラムがすっきりと表示されていますが、関連する言葉が多い場合は文字が重なり、非常に複雑に表示されて戸惑うことがあります。

 

そのようなときは、ダイアグラムの上に書かれた説明を読み、数値を調整して画面内の間隔を広げればよいでしょう。

「曹操」という言葉のシソーラス 「曹操」という言葉のシソーラス

今回は別の例として、「曹操」という人物をキーワードに検索してみました。ここでは上位語として曹操を含む曹氏の3父子が表示され、下位語は表示されませんでした。

 

また、曹操と同等のものとして示される同義語には、曹操の字である「孟徳」と、魏の建国に伴い贈られた諡号である「武皇帝」が表示されました。

 

そして、ここで上位語・下位語に含まれない言葉の大半は、関連語として表示されると考えればよいでしょう。

 

「曹操」のダイアグラム 「曹操」のダイアグラム

曹操に関連する言葉をダイアグラムで表したものが上の図です。そして、このような検索結果から感じられるのは、結局、表示される情報には限界があるということです。

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実際に考えてみると、上に表示された言葉以外にも思い浮かぶ言葉は無数にありますが、シソーラスで示される言葉には限界が見られます。

 

これは、ほかのシソーラスの検索結果でも同じです。こうした限界が見られるのは、結局、シソーラスの構築を人が一つひとつ手作業で行っているためです。

 

シソーラスを改善するには?

ディープラーニング技術の発展が鍵! ディープラーニング技術の発展が鍵!

シソーラス - 用語の関係を示す語彙辞典

こうした点を解決するには、A.Iとビッグデータ分析技術がさらに発達し、コンピューターがインターネット上の膨大なデータを収集して、それらの言葉の関連性を分析し、関連する用語を結び付けられるようになる必要があります。

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特に、この技術を実現するにはディープラーニング(deep learning)の発展が非常に重要であり、現在、巨大なビッグテック企業が集中的に投資している分野でもあります。結局、膨大な言葉を結び付けるという課題は、将来、自ら学習し分類するコンピューターだけが解決できる問題だと考えられます。

 

 

AIが初めて登場したとき、途方もない計算能力で人間を驚かせたように、AIが発展し、それを活用すれば、さらに進化したシソーラスを期待できるでしょう。