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アンケートの作成方法と注意点とは?

今回は、アンケートの作成方法と注意点についての資料をまとめたいと思います。一般にアンケートとは、調査者が問題に対する答えを得るための調査道具として使用するもので、回答者が自ら記入して結果を得るための質問項目です。

アンケート調査の一例 ― 満足度調査 アンケート調査の一例 ― 満足度調査

このようなアンケート(質問紙)を使用する目的は、事実関係を明らかにすること、回答者の知識水準を知るために情報を収集すること、回答者の態度(傾向)や意見(信念)を尋ねること、回答者が自分自身をどう捉えているかを自覚すること(検査)などに分けられます。

 

アンケートを作成する際には、信頼性や妥当性の概念を理解し、それらを確保するために努力する必要があります。アンケート調査の結果を、誰もが納得できる情報にするためです。信頼性や妥当性の概念については、以下の資料が参考になるでしょう。

信頼性と妥当性 信頼性と妥当性をわかりやすく理解する

 

アンケート作成の分類

アンケート作成にはどのような種類がある? アンケート作成にはどのような種類がある?

このような質問紙法では、さまざまな形式の質問ができます。大きく分けると、自由回答式質問、閉鎖型質問、二者択一式質問、多肢選択式質問、順位付け式質問、チェックリスト式質問などがあります。それでは、アンケートの質問の種類について見ていきましょう!

 

アンケートの質問の種類と作成方法 アンケートの質問の種類と作成方法

上の画像にある概念をそれぞれ見ていくと、次のようになります。

 

自由回答式質問は、回答者が質問に対して自由に答えられる記述式の質問です。少人数を対象としたアンケートに適しており、事前情報が不足しているときに、おおよその内容を把握する目的で使用します。

 

閉鎖型質問は、回答者にいくつかの選択肢を示し、必ずその中から選んでもらう方式です。回答者についてある程度の情報があり、回答を多少なりとも予測できるときに役立ちます。

 

二者択一式質問は、その名のとおり選択肢を2つだけ示し、どちらか一方だけを選んでもらう質問です。代表的な形式には、はい/いいえ、する/しない、賛成する/反対するなどがあります。ただし、判断に迷うような質問には、回答者に余地を与えるため、「わからない」といった項目を追加することもあります。

 

多肢選択式質問は、質問に複数の項目を設け、その中から回答者に選んでもらう方式で、閉鎖型質問と似ています。一般的には3~5個程度の項目を用いますが、選択肢が多すぎると回答者が混乱することがあるため、入れすぎないようにします。ここで注意すべき点は、似た選択肢が重複しないようにし、一つの基準に沿って論理的に作成することです。

 

順位付け式質問は、調査者があらかじめいくつかの項目を決めて質問に含め、回答者にそれらを重要度に応じて並べてもらうものです。項目間の相対的な重要度を把握できますが、項目が多すぎると混乱するため、10個を超えないようにします。ただし、これは順序尺度の考え方に基づくもので、順序がわかるだけであり、順位による差がどの程度あるかはわかりません。

 

チェックリスト式質問は、多肢選択式質問と似た考え方ですが、回答者がより手軽にチェックするだけで答えられる方式です。調査者が事前情報を十分に把握しているときに適しており、項目には主に単語を使います。

 

特に、多肢選択式質問や順位付け式質問などのアンケートを作成するときは、尺度の概念を知っておく必要があります。別途用意した資料がありますので、参考にするとよいでしょう。

わかりやすく見る尺度の4類型 わかりやすく見る尺度の4類型

※ アンケート作成時の注意点

アンケートを作成するときに注意すべき点は? アンケートを作成するときに注意すべき点は?

質問項目の配置や順序

回答者が敏感に受け止める可能性のある質問や自由回答式質問は、後半に配置します。一方、答えやすい質問は前半に配置します。つまり、簡単なものを前に、難しいものを後に配置するということです。

 

回答時に記憶を保持しておく必要がある質問は前に配置し、回答の信頼性を問う質問は離して配置する必要があります。また、同じ尺度を使うものはまとめて配置し、質問項目は種類に応じて単調にならないよう変化をつけて並べます。アンケートが単調すぎると、回答者が調査の意図に気づき、調査結果が歪むおそれがあるため、変化をつけるのです。

 

質問の用語と内容

複数の意味に解釈できる曖昧な用語を避け、誘導質問を使わないよう、中立的なアンケートを作成する必要があります。回答者を困惑させないよう、過度に敏感な内容や脅威を感じさせる質問は避け、一つの質問に複数の内容を含めないようにします。一つの質問項目では、一つのことだけを尋ねるようにしなければなりません。

 

質問の数

まず、質問の数が多いと、回答者が疲れたり抵抗を感じたりする可能性があることを心に留めておく必要があります。逆に、質問が少なすぎると妥当性の検証で誤りが生じるため、適切な数の質問を設けるよう努める必要があります。一般に、世論調査に用いる適切な質問数は30問です。

 

ただし、個人事業や企業のマーケティングなどで用いる回答数については、利用者が抵抗を感じないようにして回答率を高めることも重要なため、質問数をさらに少なくする場合もあります。

 

 

以上、アンケートを作成する際に知っておきたい作成方法と注意点について見てきました。質問の種類と尺度の概念を理解することは、信頼性のある調査結果を得るための足がかりになるでしょう。

 

この資料が、統計学や世論調査、マーケティング調査を学ぶ方や、そのほかアンケートを必要とする方の役に立てば幸いです。